ゑごま屋さん

島根に移住して、農業したり、里山管理(予定)したり…

チェーンソー講習会②

おこちゃま味覚、鶏頭。

ネツは熱いうちに叩け!

 

以下本文です。

 

基本は安全第一。樹に意識を取られがちだけど、まずは自分の体をベースに伐採作業に当たること、ハードな作業の中でも判断を誤らないようにしていくこと。

 

①メンテナンス

必要なもの:レンチ、掃除ウエスなど

・バーの取り外し→バーの溝掃除(デプスゲージに付属の突起使用)

スプロケット・カバーの掃除(15㎝位の自作の竹楊枝・ウエス

・エアーフィルターのつまり(交換か清掃※エアフィルターを外して清掃する場合はキャブレーターにゴミが入らないようにチョークを引いて蓋をすること。キャブレーターを交換することになるので。)

・プラグの確認(汚れを落とす・油で濡れていないか確認。混合比率が違っていても湿気ることがある。)

・リコイルスターター内部の掃除(エンジンを冷やせなくなる)

・オイルフィルター(混合油のほうのフィルターの掃除)

 

【取付】

・チェーンの向き注意、前が尖っている方

・テンション調整ネジを入れる。(一度緩めたほうが入りやすい)

・一度手締めして、バーを持ち上げ気味にテンション調整ネジでソーチェーンを張っていく。張り具合はソーチェーンの足が半分見えるくらい。最後に増し締めする際にさらに張れるので、少し緩めに張る。

※バーを持ち上げる理由:バーの遊びを減らして、切断時に力が逃げるのを避ける?)

・カバーを止めるネジを2か所増し締め。(この時もバーは持ち上げ気味で)

 

【姿勢】

・右足に体重載せる。

・足で固定。脇を占める。(体で持つ。)

・体の右側で使用する。(バーの左側が見える。)

キックバックした時に刃の軌道上に頭がないように。

・刃の根元のほうで切る。

・人差し指の先でスロットルは調整。

・チャップスの着用。

 

【玉切り】

・初爆後の注意点として、スロットルレバーを押してチョークを元に戻す。手押しで戻すとエンジンがかかったと同時にチェーンが回るので危険。(実際やらかした。その場合はすぐにスロットルレバーでコントロールしてしまうこと。)

・片膝ついて足の間にチェーンソーが来るように構える。両足に沿っておろしていくように切断。

・チェーンソーの横のラインを利用して垂直に切る。

・持ち手(フロントハンドル)の左側を持つ。(慣れていないので中央を持ちたくなる…)

 

とにかく姿勢が大事。

 

【斜面における玉切り】

・玉切り時に張力がかかるので、それを見ながら。基本は上から半分強切った後下から切っていく。上から切るか下から切るかの目安は切断面の動きとチェーンソーにかかる木の圧を頼りに。下から切る場合は先端を木の下から出して。

逆に下から切った際に張力がかかる場合もあり、臨機応変に。

・コの字切り:合わせ目がきれいに切れる。一度も切断面から刃をはなすことなく切る。

・小枝をくさびとして入れておくのも◎。

・下から切る際、最後はフルスロットルで挟まれる速度よりも早く切断してしまう。またやや先端を上げ気味にして切り落とす。

・斜面に沿って切った木が転がるので回避できるように中腰。

・玉切り前に周辺の草を刈っておく。(のこ?)

・落とし掛けは禁足事項。またに挟んで斜めに向けて、固定してからスターターを引くのはあり。

 

【受け口・おい口】

①倒す方向を決める。

②はじめは小さく、徐々に大きく受け口を切る。

③受け口(斜め)を切る。角度は30度から45度。構えて右手を離せば大体その角度。チェーンソー本体に入っているのラインも目安になる。じわじわ切る。

④受け口(水平)を切る。スロットルレバーは親指で押す。足と手で固定してぶれないように気を付ける。先端が先に切る(根元を軸に回転させるような)癖があるのでまっすぐ切っていく。

⑤一度倒す方向と受け口の向きを確認する。くさびを利用する方法、指差しで確認する方法、チェーンソー本体で確認する方法など。ずれているときは受け口を大きくする段階で調整していく。

⑥直径の1/3~1/4くらいの部分まで受け口を大きくする。方向のずれの修正。

⑦途中までおい口を入れる。受け口の水平面の3-4㎝上を切る。弦(切らずに残しておく部分。)を並行に残すためまっすぐ切る。倒す方向を弦で調整。伐倒方向からは絶対に確認しない。自分と反対側の弦を切ると手前に倒れてくるので、それも注意。

⑧おい口にくさびを打ち込んで、重心をずらしていく。

⑨おい口を切る。

 

わかりやすい手順↓

 

http:// https://bohurn.com/kbchyen.html

 

倒してから数時間かけて移動させるよりも、倒すときに時間をかけて方向をきちんと後作業しやすい場所に倒せるように調整していくことに時間を割くという考え方でやる。

思っているよりも受け口おい口作業は木の近くでやる。腰が引けているのか、接近しきれん。肩で樹を押さえるようなイメージ。

 

【その他】

・竹を切る際はだめになった刃で切ること。竹→木の伐採をすると切れ味がとても落ちるとのこと。

突っ込み切りについて:

countryhome.fc2web.com

最後の「右側にいると命が危険です」で笑った。笑ったけど、木を倒すときはわしみたいに油断している人間は命が危険なんだろう。

おのめ:伐採時に樹皮が裂けやすいヒノキなどで受け口と垂直方向下部に2か所切れ目を入れる。ネット検索しても出てこない…秘伝の技なのか?